- 2024.04.24
開咬(前歯で噛めない)&叢生(デコボコ、ガタガタ)の歯並びの矯正治療
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Before
治療前 正面
治療前 右側
治療前 左側
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After
治療後 正面
治療後 右側
治療後 左側
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Before
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After
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患者 | 30代 女性 |
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主訴・ニーズ | ・歯並びを綺麗にしてほしい ・前歯で上手く噛めない |
診断名・症状 | ①重度叢生 ②オープンバイト(open bite) |
抜歯部位 | 上下左右第1小臼歯 |
治療内容・治療費(自費診療) | 矯正精密検査 44,000円 便宜抜歯 33,000円(11,000円×3歯) 矯正治療880,000円 |
治療費総額 | 957,000円 |
治療期間 | 3年半 |
来院頻度 | 月1回程度 |
リスク・副作用 |
矯正歯科治療中に歯の動く痛みを生じることがあります 矯正歯科治療中に歯肉腫脹や歯肉退縮が起こることがあります 矯正歯科治療中に知覚過敏を生じることがあります 矯正歯科治療後に咬合変化が生じることがあります |
皆様、こんにちは。まこと歯科・矯正歯科の院長をしております木村誠です。
今回は、開咬(前歯が噛んでいない)で叢生(デコボコ・ガタガタ)をもつ患者様に対する矯正治療をご紹介致します。
上記の写真は、治療前の正面から見た口腔内写真です。重度のガタガタであることが分かります。
上記の2枚の写真は、治療前の左右側から撮影した口腔内写真です。前歯が噛んでいないことが分かります。
上記の写真は、治療後の正面観です。歯列は整い、審美的にもなりますし、何より歯を磨きやすくなります。
上記2枚の写真は治療後の左右側方からの撮影した口腔内写真です。前歯から奥歯までしっかりと噛んでいることが分かります。
Open Bite(開咬症)は、上下の歯が正常なかみ合わせをせずに開いている状態を指します。この状態が続くと、いくつかの理由から歯が悪くなる可能性があります:
❶咬合圧の分散: 正常なかみ合わせでは、咬合圧が全ての歯に均等に分散されます。しかし、Open Biteの場合、咬合力が特定の歯や歯列に偏りやすくなります。これにより、偏った負荷が歯にかかり、歯の摩耗や磨耗が進行しやすくなります。
❷咬合不安定性: Open Biteは、咬合が不安定な状態を生じます。このため、咬合の力が不均等に歯にかかり、歯が歪んだり移動したりする可能性が高まります。これにより、歯並びの悪化や咬合不良が進行し、さらなる歯の悪化を招く恐れがあります。
❸開口運動の影響: Open Biteでは、通常よりも口が開いた状態が維持されます。このため、口の周りの筋肉や関節に負担がかかりやすくなり、口腔内の機能が悪化する可能性があります。特に、長期間にわたってこの状態が続くと、顎関節症や筋肉の過緊張などの問題が生じる可能性があります。
これらの理由から、Open Biteは歯の悪化や口腔機能の障害を引き起こす可能性があります。早期に治療を行うことで、これらの問題を予防し、歯や口腔の健康を維持することが重要です。