矯正治療

  • 2024.05.22

ガタガタ歯並び(叢生歯列)に対する矯正治療

  • Before

    ガタガタ歯並び(叢生歯列)に対する矯正治療

    治療前 正面

    ガタガタ歯並び(叢生歯列)に対する矯正治療

    治療前 上顎

    ガタガタ歯並び(叢生歯列)に対する矯正治療

    治療前 下顎

  • After

    ガタガタ歯並び(叢生歯列)に対する矯正治療

    治療後 正面

    ガタガタ歯並び(叢生歯列)に対する矯正治療

    治療後 上顎

    ガタガタ歯並び(叢生歯列)に対する矯正治療

    治療後 下顎

  • Before

    • ガタガタ歯並び(叢生歯列)に対する矯正治療
    • ガタガタ歯並び(叢生歯列)に対する矯正治療
    • ガタガタ歯並び(叢生歯列)に対する矯正治療
    • ガタガタ歯並び(叢生歯列)に対する矯正治療
    • ガタガタ歯並び(叢生歯列)に対する矯正治療

  • After

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    • ガタガタ歯並び(叢生歯列)に対する矯正治療
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患者 20代女性
主訴・ニーズ 前歯の歯並びが気になる
診断名・症状 上下叢生歯列
抜歯部位 上下両側第1小臼歯
治療内容・治療費(自費診療) 矯正検査料44,000円 便宜抜歯44,000円(1歯11,000円) 矯正治療費
治療期間 約2年半
来院頻度 月1回程度
リスク・副作用 矯正歯科治療中に歯の動く痛みを生じることがあります
矯正歯科治療中に歯肉腫脹や歯肉退縮が起こることがあります
矯正歯科治療中に知覚過敏を生じることがあります
矯正歯科治療後に咬合変化が生じることがあります

【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用へのリンク】

皆様、こんにちは。まこと歯科・矯正歯科の院長をしております木村誠です。

今回は、前歯の歯並びを綺麗にして欲しいとのことで、来院された叢生歯列(ガタガタ歯並び)に矯正治療をした症例をご紹介致します。

初診時の正面からの口腔内写真。顎の大きさに対して、歯の大きさの総和が大きい為に綺麗に並びきれず、叢生(ガタガタ)になっていました。また犬歯は、いわゆる八重歯の状態で、噛み合わせに機能していないことも分かります。

矯正治療を希望されて来院されましたので、診査・診断後矯正治療を行うこととなりました。

矯正治療を開始しました。

上顎は、左右とも第1小臼歯を抜歯しました。このスペースを利用して並びきれていない犬歯を綺麗に配列できるようになります。

下顎も左右とも第1小臼歯を抜歯し、スペースを作りました。

この抜歯でできたスペースは月に1mmずつ閉じていきます。

非抜歯で矯正するのは難しい状況でした。

治療後の口腔内正面

治療後上顎咬合面

治療後下顎咬合面

治療後右側側方面。犬歯がしっかり咬合していることが分かります。

前歯から臼歯までしっかりと咬合していることが分かります。

年齢が低いうちに矯正治療をすることのメリットは、修復物や咬耗や摩耗などが少なく、歯の形態が残っているので、矯正後もしっかりと緊密に咬合させることができます。

しかし年齢が高くなると歯の形態が失われ、矯正治療後に補綴物が必要になることが増えるため、なるべく早めに矯正治療をした方が費用を抑えることができます。

 

 

最後に叢生歯列(そうせいしれつ)、つまり歯並びが悪いことは、さまざまな健康上や生活上の問題を引き起こす可能性があります。以下に、その理由を詳しく説明します。

1. 口腔衛生の問題

 

清掃が難しい: 歯が重なり合っていたり、不規則に配置されていると、歯ブラシやデンタルフロスが届きにくい部分が出てきます。このため、プラークや食べかすが残りやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

 

2. 噛み合わせの問題

 

不正咬合: 食物を効果的に噛むことが難しくなり、消化不良や栄養吸収の問題を引き起こす可能性があります。

顎関節症: 不正咬合は顎関節(TMJ)に負担をかけ、顎関節症の原因となることがあります。これにより、顎の痛み、頭痛、首の痛みなどが生じることがあります。

 

3. 発音の問題

 

発音障害: 歯並びが悪いと、特定の音を正確に発音することが難しくなる場合があります。これは特に、子供の言語発達に影響を及ぼすことがあり、コミュニケーションの障害を引き起こすことがあります。

 

4. 審美性および心理的影響

 

見た目の問題: 歯並びが悪いと、笑顔や顔の全体的な見た目に影響を与え、自尊心や自己評価にネガティブな影響を与えることがあります。これにより、社会的な自信が低下することがあります。

心理的ストレス: 美しい歯並びは多くの人にとって重要な要素であり、歯並びが悪いことによるコンプレックスが心理的なストレスを引き起こすことがあります。

5. 長期的な健康問題

 

歯の磨耗: 噛み合わせが悪いと、特定の歯に過度の力がかかり、歯の磨耗が早まることがあります。これにより、歯の寿命が短くなる可能性があります。

歯根の問題: 不正咬合により、一部の歯に過剰な力がかかると、歯根の損傷や歯の揺れが発生することがあります。最悪の場合、歯を失うリスクもあります。

 

 

まとめ

 

叢生歯列は、単なる見た目の問題だけでなく、口腔衛生、咀嚼機能、発音、心理的健康に対する広範な影響を及ぼす可能性があります。これらの理由から、歯並びの改善は重要とされており、矯正歯科治療などの介入が推奨されることが多いです。

 

歯並びに不正がある方が虫歯や歯周病になると歯科治療の難易度が非常に高くなるばかりでなく、再発を起こしやすくなることもあります。

なるべく早く歯並びを整えることで、口腔内の健康を維持しやすくなります。

ガタガタ歯並びでお悩みの方いらっしゃいましたら当院までお気軽にご相談下さい。