- 2024.07.01
叢生歯列(ガタガタ、デコボコ歯並び)および下の歯が生まれつき2歯欠損している方への矯正治療
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Before
治療前 正面
治療前 上顎
治療前 下顎
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After
治療後 正面
治療後 上顎
治療後 下顎
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Before
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After
患者 | 20代 女性 |
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主訴・ニーズ | 上の前歯の歯並びが気になる。 |
診断名・症状 | 上下叢生歯列 下顎両側側切歯欠損 |
抜歯部位 | 上顎両側第1小臼歯 |
治療内容・治療費(自費診療) | 矯正精密検査44,000円 便宜抜歯22,000円(1歯11,000円×2) 矯正基本治療費880,000円 |
治療費総額 | 946,000円(税込) |
治療期間 | 2年半 |
来院頻度 | 月1回程度 |
リスク・副作用 |
矯正歯科治療中に歯の動く痛みを生じることがあります 矯正歯科治療中に歯肉腫脹や歯肉退縮が起こることがあります 矯正歯科治療中に知覚過敏を生じることがあります 矯正歯科治療後に咬合変化が生じることがあります |
皆様こんにちは。まこと歯科・矯正歯科の院長をしております木村誠と申します。
今回は、叢生歯列(ガタガタ、デコボコ、口ごぼ)を矯正した症例をご紹介致します。
初診時20代の女性です。いわゆる叢生歯列(デコボコ歯並び)になっております。特に右上側切歯(向かって正面から2番目の歯は内側に入り込んでいるために影になっており、審美的な問題も生じている状態です。
このように歯列がデコボコしていると歯ブラシを当てずらく、プラークコントロールが悪くなる傾向にあるため虫歯のリスクが上がります。また一旦虫歯になってしまった場合、治療も難しくきちんとした治療は難しくなります。
治療前の下顎の咬合面の写真ですが、12歯(正常14歯)で左右の側切歯が欠損している状態でした。また歯列はV字になっており、全体的に舌側に傾斜している状態でした。このような状態は、舌の置き場が小さいため、低位舌になりやすく、睡眠障害などの気道に問題が出ることがあります。
審美性、機能性、清掃性向上のために矯正治療の適応と判断し、矯正治療を開始することとなりました。
治療開始時正面
治療開始時上顎。前歯が綺麗に並ぶように左右とも第1小臼歯を抜歯しました。
下顎は、前歯が2歯欠損していたため、非抜歯で矯正治療することになりました。
治療開始時右側側方面。抜歯したスペースがあります。小臼歯の1歯分の幅は、約7mmと言われております。
矯正治療開始時左側。抜歯することでできたスペースは、早くて1ヶ月に1mm程度ずつ閉じていくことになります。
治療開始時1年の正面からの写真。内側に入り込んでいた右上側切歯が歯列に入ってきました。
治療開始時1年の上顎咬合面。抜歯してできたスペースも大分なくなってきております。
治療開始時1年の下顎の状態徐々に、ガタガタがなくなってきており、全体的に舌側に傾斜していた歯が、適正な状態に近づいてきております。
治療開始2年経過時の正面。
治療開始2年経過時の上顎咬合面。抜歯してできたスペースはほぼなくなりました。
治療開始2年経過時の下顎咬合面。綺麗な歯列のアーチを描いています。
治療終了時の正面からの写真。歯列が綺麗に整いました。
治療終了時上顎咬合面。抜歯してできたスペースはなくなり、内側(口蓋側)に入り込んでいた側切歯も綺麗に歯列の中に入りました。清掃性が向上するのがお分かりになると思います。
治療終了時下顎咬合面。治療前V字の歯列でしたが、矯正治療後は、綺麗なUの字をした歯列になりました。これにより舌を置けるスペースが大きくなり、気道に対して良い方向に向かいます。
通常矯正治療で当院にご相談にいらっしゃる患者様の多くは、審美障害を主訴に来院されることが圧倒的に多いです。もちろん矯正治療を行うことで、審美性の向上を図れることはいうまでもありません。しかしそれ以外に歯並びを綺麗にすることで、口腔機能が良くなり、、清掃性の向上(歯磨きがしやすくなる)にもつながります。
歯並びで悩んでいらっしゃる方は、当院までお気軽にお問い合わせ下さい。