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  • 2024.06.22

安心・安全の矯正歯科治療①(診断機器の充実)

安心・安全の矯正歯科治療①(診断機器の充実)

皆様こんにちは。まこと歯科・矯正歯科の院長をしております木村誠です。

今回のテーマは、「安心・安全の矯正歯科治療」です。

矯正歯科治療は、歯科治療の中でも専門性の高い治療となります。またごく一部を除き、保険外治療となるため費用は高額となります。治療後に後悔しないためにも歯科医院選びは非常に重要となります。

今回は、安心して矯正治療を受けていただくための当院の取り組み(矯正歯科医、設備、一般歯科との連携)について説明したいと思います。

矯正歯科治療に限らず、歯科治療を行う上でまず第一になるのが診査・診断です。適切に診査・診断するためは、十分な設備とトレーニングを受けた歯科医師の存在は欠かせません。

図1デンタルレントゲン、パノラマレントゲン、セファロX線規格写真、CT撮影器

当院には、図1の機器を用いて、様々なレントゲン検査を行います。

①デンタルレントゲン写真

1歯単位の精査をするのに適したレントゲン写真です。虫歯の診査などに向いています。

②パノラマレントゲン写真

矯正歯科におけるパノラマレントゲン写真(パノラマX線写真)は、患者の口腔内全体の状態を把握するための非常に重要なツールです。以下に、その使用目的と重要性について詳しく説明します。

使用目的

  1. 全体的な口腔状況の把握
    • パノラマX線写真は、上下顎の歯、顎骨、鼻腔、上顎洞などを一度に広範囲に撮影することができます。これにより、口腔内の全体像を把握することが可能です。
  2. 歯の位置と状態の確認
    • すべての歯の位置、形態、発育状態、萌出状況(特に親知らずの位置)を確認できます。また、埋伏歯や過剰歯の存在も確認できます。
  3. 骨の異常の検出
    • 顎骨の形状や密度、骨折、腫瘍、嚢胞などの異常を検出することができます。
  4. 歯周病の評価
    • 歯を支える骨の状態を確認することで、歯周病の進行度を評価することができます。
  5. 矯正治療の計画
    • 矯正治療の計画を立てる際、歯の移動範囲や顎骨の形状、密度を考慮するためにパノラマX線写真が使用されます。

③セファロX線規格写真

矯正歯科における頭部X線規格写真(セファログラム)は、非常に重要な役割を果たします。その重要性は以下の点にあります。

1. 診断と計画立案

矯正治療を始める前に、患者の歯列、顎、顔の骨格構造を正確に把握するためにセファログラムが使用されます。これにより、歯の位置や噛み合わせ、骨格の異常を詳細に分析することができます。これらの情報を基に、治療計画を立てることができます。

2. 治療の進行管理

治療の進行状況を定期的に確認するために、矯正治療の途中でもセファログラムを撮影します。これにより、治療が計画通りに進んでいるか、必要に応じて治療方針を修正することが可能です。

3. 成長評価

特に成長期の子供に対しては、顎や歯の成長を評価するために定期的なX線撮影が重要です。成長の度合いを確認し、適切なタイミングでの治療や調整を行うことができます。

4. 経過観察と成果評価

治療終了後も、セファログラムを用いて成果を評価し、将来的なメンテナンス計画を立てる際の基礎資料とします。治療前後の比較を行うことで、治療の効果を客観的に評価できます。

まとめ

頭部X線規格写真は、矯正治療の診断、計画立案、治療の進行管理、成長評価、矯正装置の設計、経過観察と成果評価において不可欠なツールです。このような多面的な役割を果たすことで、患者にとって最適な矯正治療を提供することが可能となります。

④歯科用CT

CTを撮影することにより、3次元的な情報を得ることができます。上記のCT像は、埋伏している犬歯の診査を行うために撮影しております。

上記①から④の画像は、すべて同一患者様のものです。それぞれのレントゲン写真には、長所と短所があるため、評価したい項目に応じて撮影する必要があります。

デンタルX線写真、パノラマレントゲン写真を撮影する機器は、一般歯科の歯科医院でもほとんど設置されております。またここ10年の間にCTは少しずつ普及してきております。しかし頭部X線規格写真を撮影できる機器を備え付けてある歯科医院の数は、非常に少ないのが現状です。

矯正治療を行う上で、頭部X線規格写真は、必須のレントゲン写真です。またそれを読影できる歯科医師の数は非常に限られています。

当院は、診断に必要なレントゲン機器が充実しており、またそれを適切に診断できる矯正歯科医がおりますので、安心して矯正治療を受けることができます。

矯正治療を検討されている方は、まずは無料の矯正相談にお越しください。詳細な内容につきましては、当院の常勤の矯正歯科医にご相談ください。