- 2024.05.28
保険治療と自費治療の違い(被せ物編)②
皆様こんにちは。まこと歯科・矯正歯科の院長をしております木村誠です。
今回は、保険治療と自費治療の違い(被せ物編)②という題名です。
前回の①では、印象(型を取る)から模型ができるまでの工程を説明しました。今日は、その後の過程をお伝えします。
歯科用模型ができると歯科技工所に送り、その後は、歯科技工士さんが補綴物を作製して頂くことになります。
保険治療の銀歯などを担当される技工士さんは、一般的に若く経験のないかたが作製することが多いというのが現状です。
上記の写真は、すべて保険治療により作製された技工物(他院で治療)で治療を受けられた患者様の口腔内です。審美性・機能性・構造的強度・生物学的な安定を満たしているとは到底思えないものです。
一方セラミックなどの自費治療の補綴物は、経験豊富で才能豊かな技工士さんが担当されます。
当院は、日本でも有数の技工所や個人で開業されている才能豊かな技工士さんと提携して治療にあたっています。
今日は、その一部をご紹介いたします。
①ファイン
東大阪にある技工所。歯科の専門雑誌に掲載されることも非常に多く。歯科のコンペティションにおいて、賞を総なめするするほど素晴らしい技工物を提供していただけます。
昨今は、デジタル分野でも日本の先端を牽引している技工所です。
Before
After
主に全顎的に治療が必要な患者様の際に依頼して作製して頂いています。
②ワイズセラミック
大分にある技工所。アメリカのOBIという補綴の組織の日本のファカルティーである技工士さんが作れらた技工所。技工物が医院に届き、それを手に取るだけで、その技工物の素晴らしさに感動します。
Before
After
こちらの技工所も全顎的な症例の場合に依頼しております。
③Dental lab Oasis
福岡市にあり、新進気鋭の技工士さんが作られた技工所。天然歯と思ってしまうほどのクオリティの高さがあります。
Before
After
周囲の歯の色調に合わせて技工物を作製して頂けるため、多くの患者様が、感動し満足されます。
今回ご紹介した技工所は、全国各地からの依頼があるため、総じて技工期間が最低でも2週間、長い時だと1ヶ月ほどかかることもザラにあります。プロである我々歯科医師が感動する技工物です。
セラミックであればどこの歯科医院で治療しても一緒というわけではありません。歯科医院が提携する技工所によって、そのクオリティーは全く違ってきます。
さらに全体的な治療が必要な患者様の場合、上記の技工所のような経験豊富な技工所でなければ、なかなかきちんとした治療を受けることは難しいでしょう。
もし全体的に口腔内が悪くなってきていて、お困りの方がいらっしゃいましたら、当院までお気軽にご相談下さい。